今夜は「白百合クラブ」を見に桜坂劇場へ、というのが沖縄ライター業界的には本命だろうが、ご招待いただいたスターダストレビューのコンサートをコンベンション劇場に見に行く。ふだんなら、イベント会場で知った顔の一人や二人いるのだけれど、全然会わないので笑ってしまった。
スターダストレビューは80年代に学祭とかでよく見た。アルバムで言うと初期から『To You』『Thenk You』なんかをよく聴いた。『CHARMING』というアカペラアルバムも好きだった。沖縄で根強い人気を誇っていると聞いていたけれど、20年ぶりくらいにようやく再会の機会が回ってきた。
デビュー25周年を記念した2枚組ベスト盤「HOT MENU」の収録曲25曲を曲順に演奏。最初の『夢伝説』『ブラックペッパーのたっぷりきいた私の作ったオニオンスライス』の連発で懐かしさが爆発。相変わらず彼ららしいサービス精神を感じる。しかしこれは、二階席までびっしり埋めたお客さん有ってのことだろう。ふぁんとの強固な信頼関係、相互了解あってこそできる贅沢とも言えよう。
会場全員が熱心なファンで埋まっている前で演奏する感覚ってどんなナンダロウ。全曲の二割くらいしかわからない私は、楽しみながらもちょっとした疎外感とずっとファンって訳でもなくてごめんねと言う後ろめたさを感じながら、お約束のフリ付けとかを決めている同年代のずーっとファンを続けてきただろうおじさんおばさんの姿を眺めていた。
同時に、なんとなくスターダスト・レビューが沖縄で毎年コンサートを続けてきた、続けてこられた、理由がわかった気がした。楽曲がわかりやすく歌詞がほどよくロマンティック、演奏はしっかりしていておしゃべりもおもしろくてどこまでも楽しませてくれる。沖縄の人たちは安心して聞けて、自分たちを愛してくれる彼らとの距離感がしっくりくるのだろう。
よく沖縄好きな人が沖縄の人の生活とかココロをもっと知りたいとかいうけど、有る意味民謡とか聴きに行くのもいいけどスタレビとか見てみたら、沖縄の人の気質が何かわかるかもよ。
演奏時間は全部で3時間半を回っていたと思う。途中の休憩時間もメンバーはステージの上でおしゃべりしたりお茶したり、川満しぇんしぇーとオトーリしたりしていた。すごいねまったく。
コンサート終了後、バックヤードに導かれる。25年の活動をまとめたというツアーパンフレットを眺めながら、自分の思い出もよみがえる。しばらくするとなんとメンバーそろってやってきて挨拶を。パンフレットにサインまでしていただいて。握手とかしちゃって。
根本要さんは終始笑顔。おそらく根本さんって、ホントは結構頑固でプライドの高い部分も持っているのではないかと思う。しかしその根本さんのこの腰の低さが25年の歴史を物語っているような気がして感慨深かった。
やっぱり青春の一時期に熱心に聴いたモノって、その後どんなに意識していろんな音楽を聴こうとも、根っこに何か残っている。スタレビって私にとってはそんなバンドの一つなのだ。
ちなみに、会場でBleachのメンバーに会った。以前番組で一緒した縁で見に来たとか。この長いライブをどう見たのかちょっと興味のあるところだ。バックヤードでは、ラジオ沖縄の
新垣リエぽんの姿も。ご懐妊中。胎教によかったかどうかわからないけど、一種の英才教育かな、と。
帰ってチャングム見て寝た。