新藤兼人が徴兵体験を語る『
陸に上がった軍艦』を見る。ちょっとこれまでにない戦争に関するドキュメンタリーだったと思う。
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『陸に上がった軍鑑』プロデューサー川嶋博さん。沖縄上映は9月13日、14日です。東京ではユーロスペースで上映中。
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2007/08/16 16:48 posted by ぴらつか |
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こんなに感想を聞かれて困る映画も珍しいと思った。面白かったのはおもしろかったのだが、「面白かったです!」と応える感じでもなく、「心に響きました…」というわけでもない。だが、たしかに機会があれば皆さんにもて欲しい映画だ(映画というか証言フィルムか)。
戦争について、「反対!」と叫ぶのではなく、ひたすらばかばかしい行為であることを徹底して見せていく。新藤監督は、前線へ送られることなく訓練だけで終わったわけだが、だからこそ悲惨さよりもばかばかしさが前面に出てくる。だからこそ悲惨なのだけど。
30歳を過ぎて徴兵され、一回り以上年下の志願兵の理不尽な暴力の中、ごっこ遊びのような訓練に付き合わされる。海軍なのに軍艦に乗ったこともなく陸上で訓練。海軍精神を注入するという甲板掃除も、宿舎の床掃除でしか体験していない。
そもそも18才の上官が注入しようとした海軍精神ってなんなんだろう。子供に権力を持たせてはいけない。終戦の詔勅の後、兵舎に戻ると将校も下士官もみんないなくなっていたという。卒業式のお礼参りから逃げる体育教師みたいだ。
沖縄での上映は、9月13日
沖縄市民小劇場あしびなー、14日
パレット市民劇場。
東京を始めまだ全国でも上映中機会があるので見にいってほしい。
ところで、8月19日(日)は、
長編ドキュメンタリー映画『ひめゆり』の名護上映会がある。まだ見ていない方は行ってみてはいかがだろうか。いや、是非とも。