高嶺明彦さん
沖縄県歯科医師会会長
2006年12月28日放送

歯科医療の役割は、一本の歯を削ったり、かぶせたりして治療することであると思われがちです。しかし、もっと本質的な歯科医療の役割は、「食べる」という最も日常的でありながら、もっとも生命に近い営みを支えているということなのです。
医療には、救急救命も含めて命を救う医療がある一方で、その人の生活を支え、命を支える医療があります。
最近では、歯と口の健康づくりは、全身の健康を保つことの基本であることは、広く認識されて参りました。また、数多くの科学的な研究や統計的な調査によって裏付けられています。美味しく食べて、地域に根ざした食文化を楽しみ、周りの人々と楽しく話すことは、人生の喜びそのものであり、生き甲斐であり、命の源であります。私たちは、その命を支え、生活を支えるのが、歯科医療の役割であると認識しています。