沖縄市民会館へ
琉球交響楽団第8回定期演奏会を聴きに行く。今回の演奏会は、琉響初のCD『琉球交響楽団』全国発売を記念しての収録曲お披露目演奏だった。
第46回IDB(米州開発銀行)年次総会沖縄記念事業でもあり、沖縄を訪れたゲストの方達も多数見に来ていた。
前半は、海勢頭豊バレエ組曲『血の婚礼(抜粋初演)』と、イベール『アルトサックスと11の楽器のための室内小協奏曲』だった。『血の婚礼』では演奏が終わると客席から海勢頭豊さんが現れ、指揮者の大友直人さんと握手するひとコマも見受けられた。
『アルトサックスと〜』では、ソリストにアルトサックスの大城正司さんを迎えた。オーケストラのコンサートを生で見るのは初めての経験だったが、クラシックのサクソフォン奏者を見たのは全くの初めて。演奏中の動きはJAZZと同じ感じなのに出てくる音はまさしくクラシックで、不思議な感じがした。
後半は、『琉球交響楽団』に収録された曲で構成されていた。出だしから演奏の表情が違う。遂にこの日が来たという喜びに満ちた感じ。一曲ごとに会場から拍手が送られ、アンコールもかかった。アンコールでは最初に演奏された『安里屋ゆんた』を再び演奏。ノリノリなのがオーケストラ初体験の私にも伝わってくる。拍手に応える団員のみなさんの表情が心なしか誇らしげに見えた。
演奏が終わってから那覇へ移動して打ち上げとなった。この席で、オーケストラという音楽集団がいかに組織的に出来ているのかを知ることが出来た。その上で、ホルン奏者の上原正弘さんのリーダーシップと、それを支える琉響にかける厚い思いに感服した。
上原さんは「これで終わりじゃないから。もっと先を見ているから」と繰り返していた。琉響を会社化し、給料制にしたいという壮大な目標に向けて、成功した演奏会の後にも手綱を締めることを忘れていなかった。
あと三年後には、自分もこんなかっこいい人になっていられるだろうか。それにはやはり、一歩一歩積み重ねるしか有るまい。