黄金週間直前、今月は連休前に届くように前倒ししようとは思っていたものの、印刷所から「20日に入稿してもらわないとどうなるか分からない」と釘を刺されていたことも重なり後がなかった。「○日ズレます」じゃなくて、「どうなるかわからない」といわれたのは初めての恐怖だった。
他にもいろいろ重なって、へろへろになりながら何とか入稿。途中で今月は絶対間に合わないと思ったけれど、何とか間に合ってただ今印刷中。入稿もつかの間で、他の仕事に手を付けているけれど、とにかく間に合って良かった。
藤木さんとの話の中で、今までは沖縄と本土との架け橋になろうというような気持ちがあったけれど、もう誰かがそんなことをしなければならない時代は終わったみたいな話になった。料理でも音楽でも、もう十分沖縄的なものがそのまま通用するようになってきているということ。橋ならもう出来ていて、そこを通って何を行き来させるかという段階に来ているという話になった。
それは、今回の「オリジンお笑いタイフーン」で得た手応えとも重なっている。オリジンは、ローカルな要素は持っているけれど、それに甘えてはいない。関西の芸人さんが関西の言葉で関西で育った背景をベースに芸を積み上げているのと同様に、沖縄で生まれたから沖縄の言葉や風俗がネタの中に出てきているけれど、核になっているのは県外の同世代のお笑いを目指す連中と変わらない。そこにオリジンの魅力があり、県外でも普通にファンが付きだしている理由だと思う。
逆に言うと、沖縄的なだけで評価される時代は終わって、沖縄的でありなおかつ質を伴っていないと通用しない時代にさしかかってきていると言うことだと思う。ネタが沖縄だからというところに甘えていたら、料理でも音楽でもお笑いでもだめだ、当たり前のことだけど。
メディアにしても、沖縄の事をおもしろおかしく伝える本とか、ウェブとかブログの時代は終わったと思う。嫌みでも何でもなくて、自分も含めてもう通り過ぎてきた事じゃないか。そう思うのだ。沖縄だから通用しているだけなのか、真価が問われる五年目の箆柄突入です。