先週に引き続き、関わったイベントに足を運ぶ。
まずは浦添市美術館の『ウルトラマン伝説展』。ゴールデンウィークも終わり、客足も落ち着くかと思ったらこの週末も大混雑。客足を落とさないための対策として「ウルトラマン握手会」を行ったせいでもあるのだが、その効果たるや絶大。ものすごい数の行列が出来ていた。
ウルトラマンと握手できると言うことが、子ども達に(親たちにも)こんなにインパクトのある出来事なのか。凄まじいウルトラ効果。この効果は場内のグッズ売り場にも反映していて、人気商品が品薄状態。ソフビ関連の棚はスカスカになるほど。補充が追いつかないくらいでスタッフはてんてこ舞いだった。
そんなスタッフを尻目に(お疲れ様でした)、隣の史劇『尚円王』へ。こちらも二回公演の予定がチケット売り切れのため急遽三回公演になるほどの大入り。真新しいてだこホールが人でごった返していた。
館内にはいると、一階は満席のため二階席へ。すり鉢状の急傾斜の二階席から舞台を眺めると、名嘉睦稔さんが、自身でデザインした『響む太陽子(とよむてだこ)』の緞帳の前で舞台挨拶をしていた。これは大迫力。(ホール外壁のタコみたいなレリーフは睦稔さんのデザインではありません)
芝居の内容は、伊是名の松金が島を出て尚円王になるまでのお話。原案は高良倉吉、演出脚本はみうらもとお、美術は名嘉睦稔、音楽は名嘉常安、出演は伊是名の小中学生や村民の皆さん。会場は、おそらく伊是名郷友会でいっぱいだろう。知っている子供が出てくると拍手や声援が飛んでいた。
今回の公演の仕組みは、平田大一さんが編み出した、地域起こしの手法(地域の子ども達で地元の英雄物語を舞台化する)と同じだ。この仕組みだと地域の人やその地域出身の人が集まり、学芸会と村芝居を合わせたような熱気で盛り上がる。集客的にも内容的にもリスクの少ない手堅い興業となる。上手い。
たぶん、ウルトラマンと尚円王で、本日の浦添市美術館とてだこホールの集客は8000人越えるだろう。その一方で嘉手納の包囲行動は、予想より5000人くらい動員が少なくて、2000年以来4回目で初めて「鎖」がつながらなかったそうだ。これを象徴的な出来事と喧伝する人もあるかも知れないが、結局広報の問題ではないだろうか。
鎖は繋がらなかったが、15000人が集まったそうで、この動員力は凄いと思う。だが、ごく一般の人に対して、何処でどういう風にすれば参加できるのか、参加することにどんな意義があるのか、また参加したら楽しいと思わせる雰囲気作りは出来ていたのか。
もちろん平和運動とお祭りは違うけれど、人を呼び込み、雰囲気を盛り上げる工夫は必要だと思う。人が入るイベントには、出演者の魅力ももちろんだが、人を呼ぶ戦略も戦術も尽くされている。ちゃんと告知してちゃんと理解を促せば、人の鎖はまた完成すると思う。二重巻きくらいにだって。
夜、シルビオさんのお誕生日会で、あまんかいに行く。カデナというのはスペイン語で鎖という意味だと教わる。来年は鎖に参加できたらと思う。