「「宮崎駿のすべて〜『ポニョ』密着300日〜」もみた」
箆柄日記
プロフェッショナル・スペシャル
「宮崎駿のすべて〜『ポニョ』密着300日〜」もみた。
結局、イメージボードとイメージボードを結ぶ、絵コンテ(=脚本)を思いつく力と、それを描いて形にしてゆくスピードのバランスが取れなくなってきているって事ではないだろうか。
おそらく、想像力自体はそれほど若い頃と変わっていないのだが、いろんな可能性を考えついて試行錯誤して行く段階で、絶対的なケーススタディが減っているのだと思う。ひとつは、思いつくスピードが落ちている。ひとつは、作画のチェックなどをこなすスピードが落ちて時間がとれない。
肉体的衰えを経験で補いつつ、若い頃と同じように作品に挑もうとしているような気がする。がしかしおそらくは、若い頃よりも深まっているいろんな思いが、形にできたという達成感が足りず、もう一作もう一作と、似たモチーフで作品を重ねているように感じた。
たぶん、衰えた肉体でしかなしえない作品に挑んだほうが良いのではないだろうか。でないと、過去の自分と争うだけになってしまうのでは。猛スピードで走る車より、何万枚を費やす海中シーンより、一枚の止め絵がはっとさせるような、なんてのは納得できないまだまだ気持ちが若くてやんちゃな人なんだろうな。
しょっちゅう、これが最後とか、時間がないとか言うけれど、何か少し考え方を変えれば、まだまだ作品を生み出すことができると思うのだけれど。そんなことを感じた。
追記:
NHKなのに、『未来少年コナン』について全く語られなかった事が不思議。全ての宮崎アニメの要素は、『未来少年コナン』の中にあると思っているのだけれど…。